2009-08-22 Sat 06:20:57
親子という病 (講談社現代新書)
のコメント
評価:B
コメント:世の中にはいろんな親子があって然るべき。親子のあり方として、理想は人それぞれであるし、決めつけるものではないだろう。そうはいっても、親子関係で悩んでいる人も多いわけだし、親子関係は難しい問題であろう。
僕は基本的にスピリチュアルっていうものが嫌いだけど、親子関係の問題を解決するには、ひとつの方法としてアリかとも思えるようになった。よく、どうして私を生んだ?って子供は思うわけだが、スピリチュアルでは、あなたが望んで両親の下に生まれてきた、なんていう説得をするらしい。根本的解決にはなっていないような気もするが、煙に巻いて、ひとまず悩みを取り除くにはいい手かもしれない。
女性は子供を産み育て、愛する本能を持っているという、母性愛についてであるが、これが幻想ということを知らなかった。近代家族制度を維持するためにねつ造された神話にすぎないということ。これには驚いた。いわば、私も洗脳されていたことになる。ひとまず、このことを知っただけでも、
本書
を読んで良かった。
親子という病を完全に治すことはできず、対処療法しかないそうである。こういう、治らないものは治らないとはっきりしているところは良い。
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